2012-01-27

20120127


冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで
感覚を思い出す
繰り返していたら
一瞬、パンの匂いが混ざった



銀座線のホームから
電車に乗ろうとしたら
どんっと押されて、少しむっとしてしまって
さっきまでの感覚を忘れる

出来事に対して悲しい気持ちになった方がまだ、景色を感じれるのに



















朝日の入る静かな部屋で聴いた、語りかけてくれるようなピアノ


明け方の山手通り
魂の抜けた思考と感情を、拡散するように聞いたノイズ



思い出す。
その頃を、では無くて

いろんな感覚を引き出すことで、
今の、本当の感情を。




いつの間にかわざと、歪んだ鏡の世界を眺めていて
それを正そうとして、説得力のある論理を欲してた

ただ空気を吸い込めば良いのに
空気の先の本当を、そのまま見れば、愛しめば良いのに


細くて葉脈の様な血の管へ広がって行く風と、
世界の匂いと空気の冷たさを、感じることが喜び


思い出す

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

Days of Wine and Rosesを聴きながら。
 
景色がメロディみたいに感じる